Tiktokの動画で著作権侵害になるケースとは/小川昌宏法律事務所（東京都港区/新橋)

ショートムービー型のSNSアプリ「TikTok」は若者を中心に多数の利用者がいますが、投稿した動画が著作権を侵害してしまうケースがあります。TikTokのサービス規約には、著作権を侵害した場合、利用者が責任を負うことと明記されているため、利用の際は十分に注意しましょう。

TikTokなどのUGC(User-Generated Contentsの略。ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのこと)サービスは、JASRAC(日本音楽著作権協会)との間で、JASRAC管理楽曲に関する利用許諾契約を締結しています(参考:JASRAC「利用許諾契約を締結しているUGCサービスの一覧」)。このため、JASRACに登録されている楽曲であれば、著作権は基本的に問題となりません。

TikTokの利用により著作権侵害となるケースとしては次のものがあります。
・楽曲の音源をそのまま使用する
・JASRACに登録されていない楽曲(インディーレーベルなど)を著作権者の許諾なく勝手に使用する
・著作権者の意図に反した楽曲の改変

TikTokで著作権を侵害する行為を行うと、侵害するユーザーコンテンツの削除(アカウントの停止または閉鎖)、新しいアカウントの作成不許可などの措置が取られる場合があるほか、ケースによっては民事事件等に発展することがあります。事件に発展するケースはかなりまれですが、リスクを負わない方法で利用することに越したことはありません。

著作権違反とならないためにも、
・TikTokが公式に認可している(JASRACに登録されている)楽曲を使用する(「楽曲を選ぶ」で表示された曲を選択する)
・CD音源を許可なく使用しない
・自分で作曲したオリジナル楽曲を投稿する
・楽曲を利用しない

などに注意して利用するようにしましょう。動画投稿等、TikTokの利用で不安がある場合は、弁護士等の法律専門家に相談しましょう。

小川昌宏法律事務所は、東京都港区をはじめ、東京23区、神奈川県、千葉県などを中心に、著作権をめぐるさまざまなご相談を承ります。
当事務所は、ご依頼者様の話にしっかりと耳を傾け、「我が家の顧問弁護士」として安心してご相談できるよう、常に真摯な姿勢で問題解決に取り組みます。
著作権に関してお悩みの際は、当事務所までご相談ください。