慰謝料も財産分与も、離婚に関係して、一方の配偶者からもう一方の配偶者へ支払われる点は同じですが、慰謝料は、財産分与とは性質が異なるものですから、両者は本来別々に算定して請求するのが原則です。
■財産分与とは
財産分与とは分かりやすくいえば、「婚姻生活中に夫婦の協力によって得られた財産を離婚時に清算する」という性格のものです。この他、離婚後の生活に困らないようにするという扶養目的も含まれています。下で分かりやすく整理しておきましたので参考にしてください。なお、財産分与を請求できるのは離婚後2年までです。
■慰謝料について
離婚するにあたって、相手から不当な行為を受けた場合には、慰謝料を請求することが可能なケースがあります。例えば、下記の事項に当てはまるケースにおいては、慰謝料を請求することが出来る可能性が高いといえます。
•浮気・不倫をした
相手が不倫・浮気をしたような場合には慰謝料請求が可能ですが、「1度きりの性行為」「風俗に1度通った」等の程度では請求が困難ですし、請求出来たとしても金額が低額となる場合が多いとされています。
•DVをした、モラハラ(モラルハラスメント=精神的な暴力)をした
相手の行動により、あなたや子どもが肉体的・精神的苦痛を受けた場合には、身体的な暴力に限らず、言葉による精神的な暴力についても慰謝料請求が可能です。
•悪意の遺棄
悪意の遺棄とは、夫婦の同居義務、協力義務、助け合う義務に違反した場合をいいます。「専業主婦の妻に生活費を渡さない」「健康な夫が働こうとしない」「家出を繰り返している」等も悪意の遺棄と言える場合があります。
•セックスレスである
性交渉を求めているにも関わらずセックスレスとなった場合に、慰謝料を請求できる可能性があります。
慰謝料・財産分与
小川昌宏法律事務所が提供する基礎知識と事例
- 相続欠格
相続欠格とは、相続する権利を失うことをいいます。
- 離婚調停不成立の場合
離婚調停が不成立となった原因が夫婦のわずかな意見の相違にあるなどの...
- 親権 父親
夫婦のどちらが親権を持つかは、家庭裁判所が子の福祉を考えたうえで決...
- 遺言執行者
遺言執行者とは、亡くなった方の遺言に基づいて遺言内容の実現のために...
- 代償分割
代償分割とは、複数いる相続人のうち一部の人が遺産を相続し、他の相続...
- 企業法務 弁護士
当法律事務所では、各種契約書の作成・チェック等やコンプライアンス対...
- 足立区の企業法務は...
企業をサポートする弁護士業務として、企業法務というものがあります。...
- 著作権
ホームページ上の画像・文章・写真・イラスト・漫画・キャラクター等は...
- 遺産相続
相続問題は早めに専門家に相談し、適切な対策をとることが大きなトラブ...
| 足立区 | 荒川区 | 板橋区 | 江戸川区 | 大田区 | 葛飾区 | 北区 | 江東区 | 品川区 | 渋谷区 | 新宿区 | 杉並区 |
| 墨田区 | 世田谷区 | 台東区 | 中央区 | 千代田区 | 豊島区 | 中野区 | 練馬区 | 文京区 | 港区 | 目黒区 |
小川昌宏法律事務所(東京都港区/新橋)|慰謝料・財産分与